NSRを乗り始めて、
「エンジンオイルの減りが早すぎないか??」
というのが
ずっと気になっていました。

調べてみると
普通はフルタンクで
1000kmほどは
警告灯がつかないとの事。

私のNSR250Rは
700~800kmぐらいで
なくなってしまっています。

考えられる原因としては

  1. オイルポンプが開きすぎている?
  2. オイルポンプシールの抜け落ち?
  3. アクセルの開けすぎ?
  4. オイルポンプソレノイドの故障

これらが考えられます。

1.オイルポンプが開きすぎている?

オイルポンプというのは
2サイクルエンジンの場合
エンジンオイルを
エンジンの吸入口に流す装置です。

流されたオイルは
ガソリンと空気が混じった混合気と
一緒にエンジンの中へ
送り込まれます。

NSR250Rのオイルポンプは
アクセルワイヤーと連動しており、
アクセルを大きく開ければ
多くのエンジンオイルが
流れるようになっています。

つまり、
アクセルワイヤーとの連動が
上手くいっていないと、
オイルポンプが開きすぎていたり、
逆に開かなすぎていたり
する場合があるのです。

このオイルポンプ調整は
オイル粘度や
チューニングによっては
ワザと標準からズラす人も
多いので、
中古バイクの場合は
一度チェックしておくのが
良いでしょう。

私のNSR250Rは
ホンダの指定オイル
HONDA GR2を
使用していますので、
標準位置に合わせたいと
思います。

まずはサイドカウルと
ガソリンタンクを
外します。

シートカウルは
外さなくても大丈夫ですが、
なんとなく外しましたw

 

次に、
エアクリーナーも外します。

キャブ側の接続ゴムが
硬くなっていて、
キャブ側に残ってしまったので、
無理に力をかけず、
ドライヤーであぶって
外しました。

ホットガンでやると
熱すぎて変形する場合があるので
ヘアドライヤーが
オススメです。

 

再度取り付ける時には

を塗布しておきました。

ゴム系の部品に
塗っておくと
劣化しにくくなります。

 

オイルポンプ開度の調整は
サービスマニュアルに沿って
進めます。

ちゃんとヤフオクで
サービスマニュアルと
パーツリストは
買っておきましたよ。

 

まずはキャブレターの
スロットルバルブにある
50%開度マークを
確認します。

真ん中あたりの凹みがそれです。

 

この凹みと
キャブの吸気口の上部を
合わせたところが
アクセル開度50%の位置です。

 

車体右側にある
細いホースの繋がった部品が
オイルポンプです。

 

奥を覗き込むと
ワイヤーがかかっているのが
見えます。

ココの調節ナットで
オイルポンプの
開閉具合を調整します。

 

サービスマニュアルによると、
アクセル開度50%の状態で

合わせマーク(赤色の部分)
が重なれば、
標準位置です。

なので、
オイルポンプの開度は異常なし。

 

 2.オイルポンプシールの抜け落ち?

なにやら調べていると、
NSR250Rは
初期型MC16から最終型のMC28まで
共通する持病が
あるようです。

それが、
オイルポンプ内の
シール抜け落ちです。

オイルの消費量が多くなったり、
ミッションオイルの中に
オイルが流れ込んで
ミッションオイルが
あふれるというのが
症状だそうです。

そのまま放置すると
オイルがまわらなくなるので

エンジンが焼きつきます 

NSR250Rのミッションオイルは
全容量で0.8Lしかないので、
ココにオイルが流れ込むと
すぐにあふれます。

ミッションオイルのゲージを
開けて見ますが、
あふれていませんし、
適正値でした。

オイルゲージちっちゃ!w

 

こうなると、
オイルポンプを外してみるまで
わかりません。

オイルポンプのシールは
純正パーツとしては設定が無く、
本来は
オイルポンプ本体ごとの交換となり、
当時のパーツリストで確認すると
1万円以上の価格がついています。

しかし、そこは

という商品が発売されていて、
オイルシールのみ
交換することも
可能になっています。

また、ヤフオクでも
たくさんオイルシールを
売っている人がいます。

もっと安いものがないかな~?
なんて探していると

脱落防止カラー&シールセット

なる商品を発見!
¥3500と
決して安くないですが、即決!
オイルポンプのシールが抜け落ちると
エンジンの焼き付にも繋がりますので、
この不安を払拭するためなら
安いものです。

 

早速取り付けましょう。

まずは
アンダーカウルをはずして~

 

リアサスの
サブタンクはずして~

 

オイルポンプのまわりに
ウェスをひきます。

これをやっておかないと
オイルまみれになります。

 

オイルのホースを抜いたら、
オイルが出っぱなしになるので、
ボルトなどでふさぎましょう。

私は6.5mmのドリルの歯を
突っ込みました。

なんか見た目がシュールw

 

次にオイルポンプを止めている
8mm頭のボルトを
二本抜いて
オイルポンプを引き抜けば
オイルポンプが外れます。

結果的としては
シールは脱落してませんでしたwww

まぁ、
転ばぬ先のオイルシール交換です。

 

シャフトをひっこ抜いたら
黒いのがシールです。

引っこ抜いて
交換しましょう。

入れるときは少々硬いので、
径の合うソケットレンチなどを
使ってまっすぐ入れます。

 

脱落防止リングを装着して
シャフトを軽く時計回りに
まわしながら戻します。

 

オイルポンプを戻したら
エンジンオイルのエア抜きをします。

まずは
エンジンオイルのホースを
オイルポンプに接続します。

次にエア抜きボルトをはずし、
ココからもオイルを流します。

気泡が止まるまで
エア抜きをしましょう。

 

オイルポンプを戻して、
ボルトでとめたら

混合ガソリンを
用意します。

20~50:1の比率で作ります。

点滴用に
100均ボトルを使いました。

 

ガソリンホースにつなぎます。

 

エンジンをかけたら、
オイルポンプを指で動かして
全開状態にします。

このまま数分
アイドリングさせます。
オイルシールの交換は
以上です。

 

3.アクセルの開けすぎ?

オイルポンプの調整不足でもない。

オイルシールも問題ない。

となると、
回しすぎしか原因はないのかな??

でも回してなんぼの2ストだろう?w

 

4.オイルポンプソレノイドの故障

いろいろ調べまわって、
原因が解明しました。

それが、
オイルポンプソレノイドの
故障でした。

配線が2本出ている
モーターのような形をした
コレです。

 

これは何をする部品かというと、
回転数に合わせて
オイルの吐出量を増やす部品です。

高回転域になると
ピンでポンプ内の弁を開く仕組みで、
電磁コイルによる
オンかオフかだけです。

オイルポンプソレノイドが
動いているかどうかは
タンク下にある
赤い2Pカプラーを外して、
茶/黒にプラス、
桃にマイナスを配線して
「カチッ」と
音がすれば正常です。

(サービスマニュアルにはバッテリーを1秒以上接続しないこととあります。)

私のは
音がしなかったので
故障です。

 

ソレノイドはオイルポンプから外していると動かない

サービスマニュアルとしては
「カチッ」と音がしなければ
オイルポンプごと交換です。

でも、
ソレノイドはプラスネジで
とまっているだけなので
物理的に交換は可能です。

 

本来ならRSコンポーネンツとか
特殊な工具を取り扱っている
ところでトルクドライバーを
購入してトルク管理を
すべきなんでしょうけれど、
サービスマニュアルにも
トルク値は掲載されていないので
とりあえずガン締めw

このソレノイドは
固着しているだけのことが多いらしく、
バラシてみれば動くことも多いようです。

NSR250Rのオイルポンプは
年式によって吐出量や
形状が違いますので、
中古品を買う時は注意しましょう。

特にMC21は
前期、後期でオイルポンプの
ボルトを留める位置が
違うようですので注意が必要です。

今回はオイルポンプソレノイド
だけが必要だったので、
適当に一番安いMC16を購入。

ソレノイド自体は基本同じの様で
PGMからオン、オフだけ
制御しているので問題はないでしょう・・・

予想通り古すぎてダメw
次に出品者様に
質問から動作確認方法を伝えて
動作確認を依頼。

なんか無駄に
オイルポンプが
増えちゃいました・・・

 

到着したオイルポンプの
ソレノイドに電源を通してみると

「カチッ」とちゃんと音がして、
良品であることが確認できました。

しかしこのあと、
ソレノイド移植をする前に
どういった動きをするのか
見てみようと

オイルポンプから外した状態で
通電してみたところ、
ソレノイドに動きはありませんでした。

後で知ったのですが、
外した状態では
少し指などで触れると動く
状態で正常なようです。

チェックする時には気をつけましょう。

後は組み込んで終了です。

コレでエンジンオイル関係は
改善したハズです。