NSR250Rの最大の弱点は
クランクのセンターベアリング
シール抜けでしょう。

覚悟はしていましたが、
とうとう起きてしまいました。

購入前はこれがあるので
OH済のNSRか専門ショップで
購入を考えていたのですが、
結果としては
そのどっちでもないNSRを
買ってしまっていますw

まぁブログのネタにもなるし
自分でクランク交換作業を
やってみます!

目次

オーバーホールの準備・買い出し

オーバーホール作業を
開始する前に
道具を買い足す必要が
ありましたので、
100均のダイソーへ

 

買ったのはステンレストレー。
バットとも言いますね。

一番大きいのを買います。
大きいのは300円商品です。

分解箇所ごとに
部品を分けておきたいので
5枚買いました。

 

他にもフタつきのステンレス容器や
ブラシ、スポイト、水差しなど
色々買いました。

 

フタつき容器は
こんな感じでビスなど
小さな部品を入れて

 

フタをすれば
紛失防止になりますし、
重ねて省スペースにもなります!

 

作業にかかる前に
外装を取っ払います。

 

カウルはしばらく
家の中で暮らします。

 

ガソリンタンクは
木製踏み台もとい
専用スタンドでガレージの
隅っこに待機

 

エアクリーナーや
キャブレター、
マニホールド、
リードバルブなどを
外します。

 

リードバルブには
飛び散った
センターシールのゴム片が
ついていました。

 

クーラント液・オイルを抜く

まずはクーラント液を抜きます。

どうせ分解するからと
ホースを引っこ抜くと
水が抜け切るのは早いですが、
結構こぼしてしまうので
おすすめしませんw

 

クーラント水が抜けきったので
リザーブタンクを外してこちらの
中身も捨てます。

あれ?水が出てこない?

 

なんだこれ?

 

中をのぞいてみると
コケがはえてる??
もしくは
クーラント液のしぶ??
コケ??

でしたw

 

とりあえず
キッチンハイターを
注いでみましたが・・・

 

効果がなかったので、
最終的にはブラシでとりましたw

 

続いてミッションオイルを抜いて、
エンジンオイル(2ストオイル)
も抜きます。

エンジンオイルのタンクは
取り外さなくても
エンジンは分解できそうですが、
外した方が作業しやすそうなのと
ついでだからホースを
交換したいと思います。

かなりホースのヒビが
目立ってきていますのでw

 

じょうごをかまして
オイルポンプから
ホースを抜きます。

 

ダイソーで買った水差しに
注いでいきます。

 

スムーズに缶へ戻せました。

この水差しに
次の出番はないだろうけど
100円だしねw

 

ホースは新品が出ないので
程度の良い中古を用意、
交換しました。

 

クラッチの取り外し

次にクラッチを外します。

クラッチスプリングを抜いて
プレッシャープレートを
外します。

 

次はセンターナット
センターナットはカシメてあるので
マイナスドライバーで
カシメを戻しましょう

 

そのまま回すとクラッチが
ぐるぐる回るので
ユニバーサルレンチで
アウターをおさえて
インパクトで外しました。

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奥の6本のボルトも外して
クラッチアウターも外します。

 

外したクラッチを点検します。

クラッチプレートに焼けている様子はなく
フリクションプレートも
サービスマニュアルの数値内

 

でも
クラッチセンターを見てみると
フリクションプレートの
爪痕があります。

まだ爪痕は浅いですが
触ると段差になっているが
わかります。

このまま深くなると
クラッチが
ちゃんと切れなくなって
クラッチ滑りの原因になります。

 

アウター側にも
もちろん爪痕がついていました。

 

というワケで
事前に入手済みの
新品に交換します。

この部品も
メーカーでは欠品していますが
i-FactoryT2RACINGモトールエンジニアには
まだ在庫があるようです。
(2018年10月現在)

 

ウォーターポンプカバー・クランクケースカバーの取り外し

クランクケースカバーを取り外す前に
ウォーターポンプカバーを
取り外しておきます。

 

中にはインペラが入っていて
ウォーターポンプギアに
つながっています。

 

ミッションオイルが
多少ケース内に残っているので
下にオイルの受け皿を
置いておきましょう。

 

ボルトを全部外したら
プラスチックハンマーで
叩きながらケースを外します。

 

なかなか外れないなぁ
と思ったら
ウォーターポンプ横の
ラジエターホースを
抜き忘れていましたw

 

外れました

 

ここでクランクにつながる
プライマリーギアを
外しておきたいのですが
びくともしません。
クランクを摘出してからにします。

 

外したクランクケース側には
ウォーターポンプギアという
樹脂製のギアがついています。

これが経年劣化で割れると
ウォーターポンプだけではなく
オイルポンプも回らなくなり、
エンジンが焼き付くそうです。

私のは・・・
お?イケてそう?

 

残念ながら
ワッシャーをとると
小さなヒビがあります。

 

インペラを外して
ギアを抜き取ってみます。

インパクトレンチで外しました。

 

完全アウトでした。
このままだとギアが空回りします。

シャフトもサビてますね。

 

メカニカルシールが
劣化してました。

 

ウォーターポンプギアも
メーカー欠品なので
T2RACINGの金属製のものを
注文しました。

ちょっと高いけど
今後は割れる心配がないです。

MC28はMC21やMC18と
ギアのサイズが違いますので
注意しましょう。

 

ACジェネレーター取り外し

ACジェネレーターも
クランクにつながっていますので
外しておきます。

まずはカバーを外して
フライホイールを
取り外します。

フライホイールを外す時には
特殊工具M8ボルトを
フライホイールの穴に
差し込むのを忘れてはいけません。
これを忘れると
クランクの先がつぶれるそうです。

 

ボルトを差し込んでから
フライホイールプーラーで
外します。

勢いよく外れるので
一瞬「やっちまったか?」
と思いますが安心してくださいw

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外れました。
コイルがむき出しになります。

 

コイルや周りにある
ピックアップなども
取り外しましょう。

 

シート下にあるカプラーも
抜いて・・・
なんじゃこりゃ?

コネクターが抜けにくいと
思ったら焦げてます。

 

被服の剥けた配線が
カプラーから
はみ出しています。

前のオーナーが
やったのだろうか?

大事に至る前に
発見できてよかったです。

 

これでジェネレーター側も
取り外し完了です。

 

とりあえず、
今日はここまで。