NSR250Rを購入した時
お店から受けた説明によると
ノーマルのリアブレーキディスクは
寿命を迎えていたそうで
社外品の新品に交換されていました。

社外品と言っても海外製で
ウェーブディスクも
見た目が好きではないので
交換したいと思います。

 

NSR250R・プロアームのディスク交換は難易度高

NSR250Rのガルアームモデル
MC21以前のモデルを含めて
普通のバイクであれば
ブレーキディスクの交換は
リアホイールを外せれば
そんなに難しい作業
ではありません。

しかし、
MC28型NSR250Rをはじめ
プロアームのモデルは
ホイールを外しても
ブレーキディスクは
スイングアームのハブに
取り残されます。

 

プロアームのハブを外すには?

ホイールを支えるハブを
スイングアームから外すには
46mmというでっかいナットを
外す必要があります。

 

さらにこのように
カシメてロックされているので
基本的に再利用できないのですが
純正部品は欠品しています。

今回はナットを再利用しますが
作業については
自己責任でお願いします。

 

46mmのソケットレンチは
差し込み口が3/4(約19mm)
という大きなものが基本なので
手持ちのトルクレンチは使えません。

ドカティ用の
差し込み口が1/2のレンチ
というのもありましたが
ソケットが浅くて
底付きしそうだったので
今回はフラットレンチを
用意しました。

ナットを再利用するので
トルク管理は問題ありません(?)

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マイナスの貫通ドライバーで
カシメを外します。

 

フロントブレーキをかけて

 

レンチをハンマーでどついて
ナットを緩めます。

 

リフトアップする前に
ベアリングホルダーの
ボルトを緩めて
チェーンを緩めて
ホイール側のナットと
リアブレーキのボルトも
緩めておきましょう。

力のかかるところは
着地状態で
緩めておきます。

 

今回もピボットアームの時と
同じように
脚立とフロントスタンドで
リフトアップします。

 

ホイールを外します。

 

ナットを外します。

ナット下のワッシャーは
表裏があるので
取り付け時に間違わない様
気をつけましょう。

 

凸面が車体に対して
外側になります。

 

プラハンでスプロケ側から
叩いてハブを外します。

 

スプロケが先に外れるので
落ちないように
気をつけましょう。

 

ハブがとれました。

 

ブレーキディスクの交換

ここまで外して
やっとブレーキディスクが
交換できます。

 

交換するのは日本のメーカー
サンスター製の
ブレーキディスクです。

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ディスクを取り付けます。
締め付けトルクは3.0kgf-m

ディスクの表裏に
注意しましょう。

 

ついでにハブベアリングの
古いグリスを拭って
新しいグリスを注入します。

 

ハブを元に戻します。

 

ある程度ハブナットを締めて
ホイールをつけて
リフトから降ろし
(ホイール側の取付ナット
締め付けトルクは12.0kgf-m)

ハブ側を本締めします。
締める時も
レンチをハンマーで
どつきます。

ナットのカシメ位置まで
どつきましょう。

一応サービスマニュアルでは
締め付けトルク20.5kgf-m

 

プラスの貫通ドライバーで
ロックナットのカシメを戻します。

 

ブレーキキャリパーのボルトは
3.0kgf-mで締め付けます。

チェーンを調整して
ベアリングホルダーの
ボルトを締めます。
締め付けトルクは5.0kgf-m

 

なんとかリアブレーキディスクの
交換ができました。

まぁ交換しても
ブレーキの効きとかは
変わらないです。

自己満足です。