現物確認してないけど
絶対に劣化している。

いつかは交換しなきゃいけない。

と思いつつも先送りになっていた
NSR250Rの重要部品
『エンジンストッパーリンク』を
ついに交換しました。

 

エンジンストッパーリンクとは?

NSR250Rのエンジンは
ブッシュラバーで
マウントされているので
ギアチェンジや
アクセルのオンオフの時に
結構動いているようです。

そこでスイングアームと連結して
踏ん張りを聞かせているのが
エンジンストッパーリンクです。

リンクには金属ブッシュが
圧入されており
カラーがはまっていますが
なかなかの力がかかるようで
経年劣化により
金属はすり減ります。

すり減るとエンジンは
踏ん張りがきかないので
ギアチェンジや
アクセルのオンオフの時に
動いてしまい
振動やショックが増えます。

放置しておくと
最悪の場合クランクケースが

壊れてしまうようです。

 

純正部品は廃盤

そこで早速交換したいところですが
純正部品は廃盤になっています。

で、代替え部品となるのですが
現在販売されているのは
ドッグファイトレーシング製の
ブッシュカラーセットと
T2racing製のチタンリンク。

どちらもなかなかのお値段がしますが
ドッグファイトレーシング製は
ブッシュの打ち替えが必要です。
(電話にて交換作業も受け付けてくれるようです。)
https://ameblo.jp/dfrstaff/entry-11958407558.html

ブッシュ打ち替え作業の
難易度が高いことと
劣化しにくそうという点で
今回私はT2racing製の
チタンエンジンストッパーリンクに
交換することにしました。

ピボットシャフト径が違うため
MC28とMC21で部品が異なります。
ご注意ください。

 

スイングアームピボットシャフト取り外し

私が交換を
先送りにしていた理由が
もう一つあります。

エンジンストッパーリンクを
交換するためには
スイングアームのピボットシャフトを
抜く必要があるのですが
ロックナットを外すのに
特殊工具が必要です。

ガルアームのMC21なら
30mmのロックナットになっており
汎用工具もたくさん販売されています。

しかしプロアームのMC28は
ロックナットが32mmとなっており
工具が見つかりません。

 

用意したのはTONEの
27mmHEXのソケットレンチ。

外径が32mm
内径が27mmと
MC28のピボットにぴったりです。

 

出ました!万能工具!
電気グラインダー!!

保護メガネと
グローブは絶対にしましょう!

 

 

溝に合うように削ります。

 

レンチの先は
テーパーがついているので
この部分も削り落とします。

 

ばっちりです。

 

まいどながら
大きな力をかけてナットやボルトを
緩めたり締めたりするときは
フロントブレーキを
かけておくようにしましょう。

 

とれました。
キチャナイな・・・

 

スイングアームの
ピボットシャフトを抜くので
フレームでNSR250Rを
吊り下げる必要があります。

そこでふとガレージの隅を
見てみると
父が庭木の剪定に使っている
三脚が目に入りました。

 

ガレージの天井
ギリギリの高さです。

 

サスペンション交換の時は
バルコニーから吊るしましたが
三脚でNSR250Rを
またぐことができたので
今回は三脚で吊るしてみました。

 

フロントスタンドも
掛けられたので
安定しています。

 

吊るしたらピボットシャフトの
エンドナットを緩めます。

ナットは27HEX
私はインパクトレンチを
使いました。

 

シャフトは14mmの
六角レンチ。

 

アジャストナットも抜くとこんな感じ。

 

錆びたナット類は
556で洗浄して
ラストコートを
吹いておきました。

錆びを錆止めに変える
スプレーです。

 

がんばって錆取りしましたが
ナット2種はまだ
純正で新品が手配可能でした。
(2021年6月現在)

  • ロックナット:90355-469-000
  • エンドナット:90305-MB4-003

 

後日新品が届きました。

 

細かいところだけど
気持ちいいですね。

 

フレームも、もらい錆びで
赤さびがついています。

 

ワイヤーブラシなど使って
磨きます。

 

キレイになったかな?

 

エンジンストッパーリンク取り外し・交換

アンダーカウルと
スプロケカバーを外すと
スプロケットの後ろに見えるのが
エンジンストッパーリンクです。

 

ボルトを緩めると
簡単にはずれ、
カラーが抜け落ちました。

かなり消耗しているようで
指で動かしても遊びがあります。

 

チタンストッパーリンクと
入れ換えます。

チタンストッパーリンクは
カラーがリジッドになっているので
エンジン側ボルトも
ピボットシャフトも
一旦仮止めしておき
ストッパーリンクを取り付け、
ピボットのトルクをかけてから
エンジン側にもトルクを描けます。

 

ジャッキで調整したり
プラハンで軽く叩いたりしながら
ピボットシャフトを
取り付けます。

 

サービスマニュアルによると
アジャストナットは
締め付けトルク1.5kg-m

 

反対側のナットの
締め付けトルクは9.5Kg-m

 

ロックナットは8.0Kg-mです

 

ストッパーリンクの
エンジン側ボルトの
締め付けトルクは5.5Kg-m。

取り付け完了です。

見た目には
非常にわかりにくいですね。

しかもこの後
スプロケカバーで
完全に身を隠しますw

 

エンジンストッパーリンク交換した感想

取付後走って
まず体感できたのが
アクセルオン、オフ時の
ショックが消えていること。

他のバイクで言うと
ホイールの中にある
スプロケダンパーゴムが
ヘタっている様なショックです。

ミッションとかクラッチの問題
かと思っていましたが
エンジンストッパーリンクの
摩耗が原因だったのですね。

あのショックが
エンジンの移動による
ショックだと思うと
クランクケースが破損することも
十分にあり得ると思います。

またシフトチェンジも
カチッとしたように感じます。

 

少々手間のかかる作業ですが
アクセルオン、オフや
シフトチェンジの時に
何かしらのショックを感じる人は
ぜひ交換してみて下さい。